アマンダです。京都の2デッキ制及びタイトルカップに行ってきました。公式大会はWGPの地区以来ということで大会に向けた調整というのも久々ということで(チャレンジサバイバルもあったというのもある)かなりReバースに向き合ってました。
運良く2デッキではスイスドローで最終戦で優勝をかけた魂の1戦をさせてもらったり、ゴジラのタイカプも優勝したりとかなり内容としても充実したものになりました。
その2デッキ制で私が持ち込んだリストというのはどちらもテンプレートの形を一切しておらず、簡単に言ってしまうと
変なデッキ
に仕上がっているためそれを持ち込んだ経緯なども話していこうと思う。
〇環境予想
まずは最多母数について。最多母数はホロライブと決めつけていた。理由としては2デッキ制においてホロライブは多ブロ軸と除去軸と移動軸のじゃんけん持ちであるため、初手の提示時点でホロは持ち込んだ時点で3択を持っている。
次は警戒すべきタイトル。いわゆる環境タイトルである。現在の環境ではホロライブを除いて環境にいるタイトルというのは
- 新日本プロレス
- ロイヤル
- シンデレラ劇場
- リリリリ
の4つで特に警戒が必要なのは新日本プロレスである。
ということで道中少なくとも勝たないといけないデッキが
ホロライブ全般+新日本プロレス
であり、それに対して強く出れる構成を組む必要があると考えた。そこを踏まえた上で持ち込みについて話していこうと思います。
〇持ち込みデッキについて
当初考えたのはホロライブ全般の2タテ構成である。少なくともホロライブ全般に対して五分以上取れるデッキを少なくとも1つ知っていたからだ。
それがドローヒール軸のかれひかである。というのも元々地区大会のリストで触っていた軸であり、多ブロ相手にはドロー対応でメルロックプランを崩壊させ、対除去にはアーサーを立てるというゲームが出来ていたからだ。しかし、スペシャルデッキセットの登場。
上に上げるころねのせいでアーサーが殴る時にリタイアが同数ないしレース負けしてたり、序盤にアーサーを投げつけるプラン自体も崩壊しつつあった。さらに、ドロー対応ひかりがメンバーに華恋を要求するのがとても辛く、その問題がリアニメイトでも解決しなくなってしまった。しかし、アーサーのためにヒールに寄せると今度は多ブロがきつくなる。さらに移動軸の台頭でブロ不可自体が意味を成さなくなり、既存の構築のままでは厳しくなった。
そうして悩んで調整を続けて出来たのが
エネブヒール軸のスタリラ
である。
これにより、特に移動軸に対しての勝率が上がった。
各対面の戦い方をまとめると、
・対除去ホロ
エネブを噛ませることで下げる要求を低くし、PAを残してのアーサーの着地が早くなった。さらに、エネブ対応の香子のReコンボを使うことで5/3/9のはあとのPA不可を使うことが不可能になる。勝つ試合の幅は増えたがデッキを重くした関係で横が1枚も降らないと負け試合みたいな状況になったので全体的に見ると勝率は変わっていない。
・対多ブロホロ
メルロックに対して香子のReコンボを使うことでエクストラターンを貰い、香子のテキストで8点を出し続ける。前半でも打点が出るので一掃さえ降らなければ有利に試合を運ぶことが可能。しかし、ドロー軸ほど勝率は高くない。
・対移動軸ホロ
基本的にはブロッカーが入らない対面なので香子のテキストをパートナーを寝かせて8で殴りに行くことが可能。サポート時ボトム送って3上昇のもいるので打点はドロー軸よりも多く、前述の通り、香子のReコンボが通るので当たったら余程のことがない限り勝ちのレベル。
・新日本プロレス
自ら面を空けるカードが増えたことにより横の思考回数が増え、内藤に合わせて香子をReコンボを使用することができればほぼほぼ試合に勝ったと言っても過言ではない。対面の技量と構築次第だが最大で微不利。
・その他
ロイヤル不利。新劇微有利。リリリリ有利。
それ以外は経験差で俺有利まで持ち込む。
ということでスタリラのデッキはすぐ決まったがもうひとつのデッキが見つからない。見つけたのは大会まで残り一週間ないぐらいの時である。知り合いのタイカプのアステリズムを一緒に考えていた際、あれこれ言ってたらデッキが出来た。それが
リアニ軸アステリズム
である。
初期構想はこれ。リアニアステというアーキは元々知っていたが、実は私はリアニアステのことを欠陥の多い構築だと思っていたしそもそも身内で使ってる本人自体がそもそも弱いって言いながら使ってた。
既存のリアニアステ(いわゆる導き互換《以下導き》型のリアニ搭載型アステ)の欠陥は山ほどあるが特に顕著な3つをあげようと思う。
まず、1つ目は手札の増える手段が乏しすぎること。このデッキは1ドローの梢及び本領なし1ドローしかリソース回復手段がないのにも関わらず、ハンドコストの要求がめちゃくちゃ多い。しかも導きテキストで打ちたいのはあくまで1ドローではないという矛盾点を抱えている。そのため、後半になるにつれてジリ貧になり中盤から後半にかけては上から降ってくるカードのお祈りゲームが始まる。一応道中でハンドコスト切らないことやエネルギーチャージスキップ等手札を温存する戦いがないことはないことは補足しておく。
2つ目は控えに落としたい対象が多すぎるということ。これは単純で導きで落としたい対象、控えからエントリー置きたいカード及びリアニで蘇生したいカードを控え室で別途用意する必要がある。つまるところ要求枚数が多く、特に序盤の再現性がとても低い。
最後に3つ目。これがネオスを戦う上で1番の問題で、常時ATK8を出す要求が高いことである。現在、環境トップを走ってる新日本プロレスがDEF8を維持し続けるようなデッキなのでATK8を出せないということはすなわち負けに直結する重要な問題である。既存のアステリズムだとアステリズム青+手札捨てor導きテキスト使用後に降ってきたアステリズム青or自ターン465育未でしか常時ATK8という領域には辿りつけず、新日に対しての勝ち筋が338の2面除去とリアニを出して盤面コントロールし続けることしか出来なかった。新日本プロレス側の研究が進んだのもあってか既存のアステリズムだと恐らく五分すら取れるか怪しく、なんなら不利対面まであるところまで来てると思う。
という経緯があり、アステリズムに関してはかなり否定的であった。
そんな中、これらすべてを解決するあるカードを見つけた。
それが
星彩グリッター育未(以下グリッター)とReコンボ先のリアニメイトReバース
である。
まず1つ目。グリッターがメンバーに立つとエネルギーチャージを控えから行うことが可能であるため、引いたカードはそのままハンドコストにすることができるようになった。しかも切ったハンドコストは控え領域に行くため、次のターン以降もグリッターを使うことが出来る。
そして2つ目の控えに落としたい対象が多いことに関しては横向きをリアニメイトReバースに変えることでヒール及びハンドコストで落としたいカードをすべて高コスト帯にすればいいので落としたいカードに困ることもなくなる。さらにグリッターはエントリーとメンバー両方に効果があるためリアニ対象とエントリー出し両方に対応しており控えにあっても強いカードになっている。
最後に3つ目、ATK8の再現性の低さに関してはグリッターのReコンボ効果で常時ATK8が出る。さらに、捲ったリアニメイトReバースからReバースパーティ梢を出すだけで常時ATK8が出る。リアニメイトReバースが貼られている場合、手札をきらずとも常時ATK8が出るのでアステリズム青の手出しも考慮することも可能になる。これに関してはリアニメイトReバースの1/1上昇が効いてる。
その他、リアニメイトしたい枚数が既存のアステだとスタート+8枚なのに対してこれにグリッターの枚数分リアニ対象が加わるのでリアニメイト自体が腐る場面が少なくなることや耐久ラインの上昇、本領発揮4からの早期の打点形成等々既存のリアニアステに比べて攻撃的かつ再現性を高めることに成功した。
組んでから2日で大会までに対人戦は6回なので恐らくまだ構築は不完全ではあるものの、今回の大会では全勝なのでデッキパワーは高いと思う。
対人戦が少ないのであくまで個人的な相性感になりますが、
・対除去ホロ
微不利ではあるがリアニの総数は増えているので既存のリアニアステよりは戦える。
・対多ブロホロ
盛り付け連打で勝てる対面かつ8を出せるので微有利~有利寄り。
・対移動軸ホロ
焼かないしATK8は出すためガン有利。
・新日本プロレス
盛り付け連打して8出す対面だけど意外と硬いので五分寄りでいけて微有利程度。
・その他
ロイヤル微有利。新劇微有利。リリリリ五分。
〇戦績とそれに対する総評
最終戦績は
スタリラ 4-3
アステ 4-0
スタリラは後半4戦で初手3枚の内Reバース2枚という試合をしていたため下振れといえなくもないが、除去ホロが少なくて新日本プロレスとアズレンの持ち込みが多い環境であったことを加味すれば持ち込み自体は不正解であったように思う。特に最終戦ではメタ対象に寄せていたはずの新日+除去ホロの並びに勝てていない。それなら新日の2タテ構成を取りやすく、アズレンに対して有利を取れる除去ホロという選択肢を取っていた方が正しかったように思う。
〇終わりに
やはり新日本プロレスの発売以降、Reバースの環境は大きく変わっており新日と除去ホロライブを両方見れるような理想的な山というのはなかなか見つからないものだなと調整してて感じた。やはりプロレスはデッキ選択の幅を狭めるという点においては悪なのかもしれない。
私もプロレスで理不尽したいなと思いましたw!