皆さんはブロッカー積んでますか?
最近ではブロッカーを積まずにすしざんまいする構築がかなり散見されるようになった。
ではブロッカーが必要or不要な条件及び適正枚数というのは一体どの程度なのだろうか。
ブロッカーの枚数が増減する要素
〇盤面干渉札の枚数
まずは盤面干渉札の枚数。正確には除去等の山上の回答の多さである。これらが多ければ多いほどブロッカーの枚数は減っていく。というのも山上の回答が多いデッキに関してはブロッカーを無駄打ちしてしまう裏目が存在してしまい、なおかつブロッカーが山上から降ってくる確率も上げてしまって1打点多く貰ってしまうなんてことが起こってしまう。
ex)ピン除去ホロライブ
〇ドローソースの枚数
ドローソースの枚数を多い構築であればブロッカーを引くという動きに一貫性が生まれるためもちろんドロソが多ければ多いほどブロッカーを積むべきである。
ex)Poppin’Party
〇2コストのバリューの高さ
かなり事例としては少ないが、2コスト枚数が少なすぎてブロッカーより強い2コストが存在しないような構築のことである。そういった場合はブロッカーを2コストとしての評価をしてデッキに積むことになる。
ex)Roselia
〇ギミック
墓地から回収するReバースの採用や効果によって墓地回収したりとブロッカーを使うことにより何かしらの恩恵を受けることができる構築はブロッカーを多く積むことができる。
ex)鉄血
〇体力8以上(いわゆる壁)の枚数
これには2つの理論がある。
- デッキ内の平均体力値を上げるためにブロッカーの枚数を減らす。
- 高スタッツカードをブロックして1点しか貰わない動きが強いためブロッカーの枚数を増やす。
の2つである。
ここの見極めが青色中心のデッキを難しくしている要因の1つである。この2つの考え方が顕著に分かれたリストが全国大会の優勝及び入賞のスタリラ。
まずは優勝者のスタリラ。
除去8、一掃横4、スタンド不可4の体力8以上を12枚採用して、ドロソを0としている。そのため山上の回答がかなり多めである。つまり上の要素であるブロッカーが減る要因を達成していてかつブロッカーが増える要因は達成していない。そのため、体力平均値を上げるためにブロッカーを減らすという選択肢を取っている。
一方、入賞したスタリラ。
除去7、ドロソ8、体力8以上14枚の採用。山上で解決しにくいがドロソは8枚であり、壁要因もかなり多い。
・山上で解決しにくいと言いながら解決札自体は壁+除去は21枚で4割そこそこある
・ドロソは多いためブロッカーは多めに増やしてよい
ということでブロッカーの枚数を若干多めに取るという選択をしている。
と言った具合に青色を中心としたデッキはこの2つの考えをデッキと相談しつつブロッカーを決めることとなる。この点は好みであるため一概にどちらがいいとは言えない。
結論
・山上で回答のあるスパーク除去を多めに採用したデッキはブロッカーを減らす傾向にある。
・ドロソやギミック、壁の厚さで戦うデッキはブロッカーを増やす傾向にある。
・ブロッカーは腐っても2コスト
・分からなかったらとりあえず4から
ちなみに、私はブロッカーを気持ち多めに積むので、デッキを組む際にはブロッカーは基本6枚積むところからブロッカーの増減を考えている。