これって本当にアイカツ?

アイカツ!新シリーズ公開されました。


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 賛否はあるけどほとんどの人は想定外だとは思っただろう。

 問題点をあげてる人がかなり多く散見されるがこの取り組みに関しては運営的には利点のが多いように私は思う。

 それらをいくつか挙げていこうと思う。

 

○ターゲット層

 アイカツ!というコンテンツの売りたい層が昔から女児だったのだが、無印が思わぬ形で成功してしまったためターゲット層と顧客のズレ自体は運営的には問題だったように思う。度々の路線変更やアイカツスタイルに並べられる商品が女性しか買いにくいものばかりなのはそういった理由があると考えられる。

  アイカツシリーズのターゲット層がズレが生じた影響で対抗する相手がプリティーシリーズになってしまったのもかなり痛い。前のアイカツ!シリーズならばプリティーシリーズに対抗できる力があったがプリティーシリーズの発展があまりにも強くて追いつけなくなったように判断したのだと思う。

 

○トレンド

 女児向けのトレンドがドラマ形式の作品であるのでアイカツ!はアイドル活動の略称であるためドラマ形式にしてもストーリーが変に歪むことがない。そもそもアイドル活動という広義が広いためアイドル活動すればアイカツ!になる。

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○イメージ

 これはターゲット層が大幅にズレたことで生まれたものであるのだがアイカツ!っておじさんもいるから親御さん的にはイメージはあまりよくなかったように思う。そういう観点からしてみれば新作はターゲット層が大幅に変更されることによって親御さんもアイカツ!筐体を触らせやすくなるような気がする。

 

○アイドルの形

 今までは基本的には現実空間に存在しえないアニメのキャラクターがアイドルというものだったのが次元を超越することによってアイドルと自分との距離感が近くなった。距離感が近くなればなるほど現在のアイドルの形に近づくことに加えて、実写アイドルで進行するのでアイカツ!のテーマの1つであるアイドルからアイドルへのバトンを繋ぐというものあり、そのバトンを客の方に渡しやすくなった。これは究極のアイカツ!であるといえる。

 

○新人の押しやすさ

 汚い話になるが、女児向けアニメは新人声優の登竜門的な立ち位置にあるのでドラマ形式で進めるとキャラにハマったときに金銭の動きが顔出さない声優よりも動く。運営的には嬉しい。

 

 

 

 利点自体はかなり多くてある程度の利益は見込める形にはなってるとは思う。

 次は問題点に入る。

 

○既存ファンへの配慮不足

これ以上でも以下でもないです。まず問題なのが

筐体とACアイテムの変更により、ドレスカードが使えない可能性がある。これすなわち互換切りを意味する。ターゲット層的には互換切りをしても何も問題はないのだが過去ドレスが使えることでACにお金を入れてた層はそれなりにいたはずなのでそれが消えるというのは悲しいものである。 

  • 大幅な路線変更

 正直無印→スターズのときにもこんなのアイカツ!じゃないって騒いだ勢がいたみたいなのだが、こっちは形式自体が変わってしまっている。アイカツ!を頑張って買い支えた人間であればあるほどアニメ形式を否定されたって気持ちが強くなるのはいかがなものだろうか。つまりは次元や形式が全く違うのにアイカツの名前を冠しているというのがあまりにも異物感強い。

この2点である。特に2つ目はアイカツ!の名前だけ使いたかったとしか思えないくらい謎。

 これすなわち、アイカツ!というコンテンツは

アイカツという名前さえあればどんな形であろうがアイカツシリーズになる。

という意味であり、アイカツシリーズというコンテンツの信用度を大幅に下げる原因になりかねない。コンテンツに払ったお金が顧客に満足する形で戻ってこないコンテンツにお金を払いたいかって言われたら嫌である。

 

と言った感じでまとめに入る。

 

 

○まとめ

アイカツシリーズのメインターゲットはあくまで女児である。

・女児向けにのみターゲットを絞るため、流動的なコンテンツである。

アイカツシリーズは新人押しの役割を担っている。

主にこの3点だろう。結局のところ、ターゲット層はあくまで女児であり、大きいお友達はお呼びではないということである。この形式ってターゲット層外でもにじさんじとかホロライブ好きな人、所謂Vtuberオタクの層にはかなり受けそうな印象はある。そのためコンテンツ自体に不安感はそこまでない。

 

 大きいお友達の私たちにとってはアイカツシリーズ終了と言われた方が気持ちは楽だったかもしれないし、ユニパレでお別れくらいしたかった。それだけのこと。